禄内障の薬を付ける。数時間、時間を、おいてつけるのだが、これがまた、面倒に思う時がある。しかし、付けないと、失明してしまう。面倒な気がするし、ため息が出る。諦めて、そしてこれも修行だと思って、気持ちを切り替えると、少しは心が安らぐ。
こんな事に縛られて、毎日ろくなことが出来ない。しかし、時間があっても、人は、何となく生きているだけで、これといった事をしていないのが、人だろう。それと、わたしを、考えると似たようなもんだ。そうでもないかな。
大体、人は一生に、ろくなことはやっていないし、そのやることは、限られている。まるで井戸の中の蛙である。まあ、大体の人は、これくらいの事しかできないのだから、まあ、よしとするか。
ここで、常に、自分は人と比較しているのに気が付く。比較する理由も、無いのに。まだ、まだ、修行が足りないと思う。人と比較しているうちは、まだまだ、なのだ。人と、比較しなくなった時に、本当の自分との、対話が、出来るのである。