29日の東京株式市場で日経平均株価は小幅に3日続伸。大引けは前週末比7円65銭(0.09%)高の8747円17銭だった。経営統合が伝わった三井住友海上やあいおい損保、ニッセイ同和をはじめ、業界再編の思惑が損害保険株の買いにつながり相場を押し上げた。ニューヨーク・マーカンタイル取引所(NYMEX)の原油先物相場が時間外取引で上昇し、原油に権益を持つ鉱業株や商社株にも物色の矛先が向かった。ただ上値は重く、きょうが年内最後の通常取引とあって手じまう動きもあり、日経平均は下げ幅が100円を超す場面があるなど方向感に乏しい展開だった。東証株価指数(TOPIX)も3日続伸。