優利加さんのブログ

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3月22日の史上最高値(@41,087円)更新は目前!

昨日の米国株式相場は半日の短縮取引だったが、続伸した(DJIA -23.85 @39,308, NASDAQ +159.54 @18,188.35, S&P500 + 28.01 @5,537.02)。ドル円為替レートは161円台前半の前日比円高水準での動きだった。本日の日本株全般は上げる銘柄が多かった。東証プライムでは、上昇銘柄数が1,645に対して、下落銘柄数は586となった。騰落レシオは124.52%。東証プライムの売買代金は4兆1303億円。

TOPIX +26 @2,898
日経平均 +333円 @40,914円

米国では、経済指標が総じて弱い結果となり、FRBが9月には利下げに動くとの期待ややが高まり、米10年債利回りが前日の4.436%から4.354%へ低下した。6月ADP民間部門雇用者数が15.0万件(<予想16.0万件)、6月ISM非製造業総合指数(PMI)は48.8(<好不況の分水嶺50.0)、新規失業保険申請件数は23.8万件(<予想23.5万件)となった。長期金利の低下を背景に、大幅高となったテスラが先導してナスダックは連日で史上最高値を更新した。

本日の東京市場では、米国でハイテク株が上昇した流れを受けて、アドバンテストやソフトバンクグループが買われ、トヨタやホンダなど自動車株、三菱UFJなどの銀行株も買われた。時価総額が大きいバリュー株が買われたことで、TOPIXの上昇に弾みが付き、TOPIXは1989年12月18日に付けた史上最高値@2,884.80を34年7カ月ぶりに更新した。株価指数先物の売り方やコール・オプションの売り方の買戻しに追い込まれ、日経平均の上げ幅は一時400円を超えた。

トランプ氏が米大統領に返り咲くシナリオが有力となるに連れて、もしそれが実現したら何が起こるかを想像しておこう。まず、人気取りのために減税をする、同時に財政出動を拡大する、その資金源は国債の増発になるので長期金利に上昇圧力がかかるが、他方でトランプ氏は米連邦準備制度理事会(FRB)に圧力をかけて、利下げを強要する。ただ、FRBが直接コントロールできるのは政策金利であるFF金利のみである。それでも、米景気にはプラスの力が働くので米株価は上昇する。当然、その恩恵は日本経済と日本株にも及ぶはずである。さらに、別ルートの日本株押し上げ効果も想像できる。トランプ氏は対中国貿易政策で共和党政権以上に強硬姿勢を打ち出すはずだから、中国株に振り向けられている資金が日本株に移るため日本株の上昇要因になる。

日経平均の日足チャートを見ると、3日続伸して今年3月22日に付けた市場最高値@41,087円目前まで上昇して来た。このまま一気に上抜ければさらに上昇に弾みが付くが、目標達成感が支配的となれば利食い売りが優勢となり、暫くは調整相場となる。株価サイクル③になってまだ日柄が浅いので上昇エネルギーが十分残っているため上抜けするか。

33業種中28業種が上げた。上昇率トップ5は、非鉄金属(1位)、輸送用機器(2位)、銀行(3位)、卸売り(4位)、機械(5位)となった。

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