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ジャックス〜信販業で70周年
8584 ジャックス [ その他金融 ]
【概要】
- 1954年(昭和29年)北海道函館市で創業、創立70周年の金融事業会社。
- 創業時はデパートの割賦払いを対象とした金融事業会社だった。徐々に南下して活動地域を拡大し、対象も小売から自動車・住宅と広げた。
- 73年に札幌で上場、76年に東京二部、78年に一部にも上場。82年からはクレカ事業にも参入。2008年からは三菱UFJと提携。
- 現在はクレジットカードによる「カード事業」と、購入品の支払いを保証した「信用事業(家賃・住宅・自動車・教育資金)」を行っている。
- 海外(14%)はベトナム、カンボジア、フィリピン、インドネシアなどアジア地域に展開。自動車、バイク、農業機械のローンなど。
【基本データ】2024.06
- PER:8.2
- PBR:0.7→0.5
- 配当: 4.5→4.7:性向35。3・9月。 14年間の無減配がR6に終了。
- ROE: 10.9%:ROAが0.6なのでレバレッジ高め。
- 営利率:17%
- 自己資本:6%:金融業は総じて低いが、同業他社と比べても低め。
- 来期予測:増収減益
- 四季報:反落→減配
- 大株主:三菱UFGが20%保持、関係者が保有。海外・投信23%。
- 空売:6300・68倍。機関の状況、4年ぶりにICSがインして増加中。
- 経営者:△
- 比較会社:オリコ、セゾン、全国保証
【ニーズ】
- 銀行借入や社債で資金を調達し、総合的な金融事業を展開。
- 事業資金、購入資金などの資金需要に対応して顧客の生活を豊かに。
【トピック】2024.09
- 国内が頭打ちのためベトナム・インドネシアに進出するも苦戦。
- 主力のクレジットローンが提携先のビッグモーター破綻で取引停止(23/8)、事業承継した伊藤忠との契約継続は未定。
- 利上げに伴い調達金利が上昇、価格転換を加盟店に交渉中。
- 22-25年と3年間の中期経営計画を実施中。
【投資判断】2024.11
- 株価はピーク時から大きく下落。海外案件の不調・利上げに伴う有利子負債の金利負担増・稼ぎ頭のオートローンが視界不良などが原因。
- コロナ中も焦げ付き少なく、信用評価のノウハウを洗練化。同社のクレカは数年来使っているが、きちんとしている印象。
- 5月決算での増収減益予測を受けて下落したので新規購入。しかし株価は戻らず、7月に予想外の減配発表で大幅下落。塩漬け株となった。
- 借り入れが多いと配当余力がないので、業績に応じて減配に転じやすいことは教訓となった。実際に自己資本(6%)が同業他社(セゾン15%、オリコ7.7%)より少ない。
【参考資料】
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関連銘柄:
ジャックス(8584) -
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