10日、25日及び60日の各移動平均線が収斂し始めている

優利加さん
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昨日の米国株式相場は高安まちまちとなった(DJIA -120.62 @38,747.42, NASDAQ +151.02 @17,343.55, S&P500 +14.53 @5,375.32)。ドル円為替レートは157円台前半での動きだった。本日の日本株全般は高安まちまちとなった。東証プライムでは、上昇銘柄数が619に対して、下落銘柄数は954となった。騰落レシオは98.90%。東証プライムの売買代金は3兆3653億円。

TOPIX -20 @2,756
日経平均 -258円 @38,877円

米国では、米連邦公開市場委員会(FOMC)の結果公開を翌日に控え、高安まちまちとなった。

本日の東京市場では、米消費者物価指数(CPI)や米連邦公開市場委員会(FOMC)の結果公表を控えてポジションを一方向に傾けることなく、寧ろポジション調整のための売りが優勢となった。日経平均は前場で寄り付いてからの値動きの範囲が非常に狭く、高値と安値の値幅が136.63円と今年最少となった。日銀は14日まで続く金融政策決定会合で国債買い入れ額の減額を決めるとの観測や、さらに踏み込んで追加利上げをするとの観測も浮上して来た。

日経平均の日足チャートを見ると、反落してほぼ水平の60日移動平均線の下に再び沈み込んだ。ただ、10日、25日及び60日の各移動平均線が全て横向きになり、収斂し始めている。それだけ長い期間、株価が上下に大きく振れない状態が継続している。言い換えると、それだけエネルギーが蓄積されつつあるということであり、上下どちらでも放れた時の力が大きくなると見る。

33業種中31業種が下げた。下落率トップ5は、パルプ・紙(1位)、証券(2位)、海運(3位)、不動産(4位)、精密機器(5位)となった。

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