優利加さんのブログ

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長期金利が上昇する過程で銀行株が上がるのは当たり前

昨日の米国株式相場は祝日のため休場だった。ドル円為替レートは156円台後半での動きだった。本日の日本株全般は下げる銘柄の方がやや多かった。東証プライムでは、上昇銘柄数が631に対して、下落銘柄数は955となった。騰落レシオは100%ちょうど。東証プライムの売買代金は3兆7244億円。

TOPIX +2 @2,769
日経平均 -45円 @38,855円

米国市場は祝日のため休場だった。材料不足気味だったが、国内長期金利が上昇して来た(1.035%)。長期金利が上昇すると資本コストが上昇するので現在価値(=時価)に換算する際、成長株であればあるほど将来のフリーキャシュフロー(≒将来の利益)の縮小率が高くなる。そのため同じ金利上昇幅でも、非成長株はそれほど株価(=現在価値)が下がらないのに、成長株は大きく株価(=現在価値)が下がる。但し、金利上昇によるマイナス効果を上回る業績見通しの向上があれば、株価は上がる。長期金利が上がると、短期の低い金利で資金を調達して長期のより高い金利で運用するビジネスモデルである銀行は利ザヤが拡大するため収益が改善する。したがって株価は上がる。これが株価の原理原則である。半導体関連銘柄は成長株の代表格であるため、本日は東京エレクトロンやアドバンテスト、レーザーテクなどその一角が売られた。他方、銀行株、海運株や電力株などが買われた。

日経平均の日足チャートを見ると、小幅安となったが上向きの10日移動平均線の上に位置している。ただ、ほぼ水平となった60日移動平均線に蓋を被せられたかのように株価の頭が抑えられている。何らかの材料(例えば米国の利下げがほぼ確実となる)をきっかけに上抜けるとその後の上への動きが速くなりやすいのだが。

33業種中16業種が上げた。上昇率トップ5は、電気・ガス(1位)、非鉄金属(2位)、海運(3位)、銀行(4位)、鉱業(5位)となった。

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