空海自ら制作を指揮したとされる、京都・神護寺所蔵の国宝「両界曼荼羅(高雄曼荼羅)」
私は京都も奈良も和歌山も日帰り可能なのでそのうちに、と胡坐をかいていましたが、
約230年ぶりの修理後初めて一般公開され、かつてない空海展と話題になっており、
やっぱり行きたくなりました
春日大社参拝の後、奈良国立博物館に向かうと、遠目にも長蛇の列に気付き、
「この最後尾なのか」とガックリ
博物館に近付くとチケットを持っている人は入口が別と知り、
すんなり入れたのでほっとしました
仏像や仏画により曼荼羅の空間を可視化、
空海の世界に圧倒されました。
空海の生涯についてはだいたい頭に入っているつもりですが、
曼荼羅は私には難しすぎるので、まずは「こどもパネル」で覚えることにします
館内も多くの人で溢れ、空いているところを狙って滑り込みました。
混雑している時は私はまず説明書きを読んで、その後展示物を見るパターンなのですが、
説明書きを読んでいた時にふと顔を上げました
115 弘法大師坐像(萬日大師)。
座して左斜め下に視線を送る大師像と右側に立ってる私と目が合ったように感じて、
思わず苦笑いをしてしました
美術館や博物館で仏像を展示する時は移動前に閉眼をして、
目的地に着いた時に開眼をすると読んだことがあります。
展示会が終わり、施設から移動させる時も閉眼を行い、
現地に着くと開眼をするのだそうです
やっぱり魂は入っているんだ、と思った瞬間でした