経済産業省が26日発表した11月の鉱工業生産指数(速報値、2005年=100)は94.0となり、前月に比べて8.1%低下した。2カ月連続の低下で、マイナス幅は統計上さかのぼれる1953年2月以降で最大。12月以降も生産の減少が続く見通し。 11月の鉱工業生産の前月比低下幅は事前の市場予測(6.6%)を上回った。これまでの最大の低下幅は2001年1月の4.3%で、これを大きく超えた。前年同月比は16.2%低下し、1975年3月以来の大きな低下幅だった。経産省は生産の基調判断を「急速に低下している」として、前月の「低下傾向」から3カ月連続で下方修正した。
