最近は、男っぽいものが、無くなってしまった。 そこで、こんなもんはどうかな。尾崎士郎の自伝的小説、「人生劇場」である。まず、題名がよい。いかにも、これが男の生き方だと、言っているようである。
五木寛之の「青春の門」は、この人生劇場を真似して書いたという。真偽はともかく、こんな、男っぽいものも、たまにはよいだろう。
この映画は、もう40年も前ですか。NHKの正月番組で、見ました。その前は、小さい頃、もう65年も前ですか、小学校の映画会で、見ております。汽車で鉄橋を渡るところは、記憶があります。
人生劇場
https://www.youtube.com/watch?v=X491iP62Tsw
とにかく、吉良の仁吉は、喧嘩に出かけるため、女房を離縁して、そこで、討ち死にした。(仁吉は、実在した人物)
こんな、生き方は、今では見られない。だから、見事な最期とも言えるのか。しかし、今ではこう思う。そんなつまらぬ喧嘩で命を落とな。みっともなくも、長らえて、この世に恩返しするのが、本当の男ではないか。
一見、問題児でよいではないか。何と言われようと、己の信念を貫け。それも、また、一味する生き方ではないか。大正琴の音色が、またよいですね。最初の、入り口の音色が、また、何とも言えない雰囲気ですね。
画面が悪い。なにを、甘ったれたこと、言っとるか。男の気持ちを味わえ。
大正琴の音色が、また、何ともいえぬ、いい音色ですねー。