COTOSSAさんのブログ

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久しぶりに見たマイケル・ポーター

12月25日の日経朝刊@29面

竹内弘高教授が出てるなぁ、と思ったら隣にいるのはマイケル・ポーター氏。
この2名、良く一緒の図を見るけど久し振り。
マイケル・ポーター氏の競争戦略論、大学時代に良く読んだなぁ、、と思いだしたりして。
というのも、経営学、で出てくるのですが、中でも競争戦略論の勉強が好きだったのです。
経営学って何気に細かく分かれているので、好みの分野が出てくるのではないかと思います。

竹内教授は比較的ケースが多かったけど、途中からポーター氏とのやりとり増えてると思う。
国際競争戦略、とかで。
一度セミナーを聞いたことがある。

この記事はインタビューのような形の記載が多いので、結構読みやすい。

個人的に気になったのはこの質問↓に対する回答。
・GMなど米大手自動車メーカーの救済議論をどうみるか?

→主な回答だけちょこっとメモ
・GMやフォードには企業構造の抜本的な改革を望む。
・これまでは人員削減などでスリム化しただけで、本当のリストラをしてこなかった。
・唯一の希望は今が変革の好機であるということ。
・米政府による救済は単なる延命でしかない。
・手厚すぎる医療や退職給付など、彼らは自ら問題を作り出した。基本に戻って構造改革に取り組むしかない。

ふむふむ、と思ったり。
その他のコメントで気になった所だけメモ

・企業も国も前向きな課題を持ち、危機をテコにして重要事項を遂行することが大事。
・反トラスト法の分野では監視を緩めすぎた。
・でも米国ではいまだに多くの分野で行きすぎた規制が残っていて、大きな弱点になっている。
・日本においては公正競争や環境分野ではもっと規制を緩めるべき。
・規制緩和による問題はもっぱら金融関連で起きている。
・選挙期間中のオバマ氏の演説からは保護主義や労働組合を重視する危うい姿勢を感じた。貯蓄や投資への増税に踏み切る可能性も感じたが、これまでに公表された次期政権の閣僚人選は穏当。全体としてオバマ氏の対応には満足。
・麻生首相は英語を流暢に話し世界をコミュニケーションが出来る。そうした首相はにほんにはほとんどいなかった。麻生首相は日本の顔になるかもしれないのに、国内基盤が協力でないことは不幸なことだ。

そして対談の後のまとめの中にあるように
「危機を好機に変えた企業が成長する」というのは確かにねー、と思ったりする。
これはでも、企業だけに言えることではなくって、個人レベルにまででも適用できる考え方なので、主体を変えればいつでも使える概念のような気がする。

頑張ろう~♪
2件のコメントがあります
  • イメージ
    hiro☆shiさん
    2008/12/28 10:15
    こんにちは。

    ポーターといえば「ファイブフォース分析」「3つの基本戦略」などのフレームワークは有名ですよね。

    私も最近勉強したのであまりくわしくありませんが。。。

    でもきっと投資する企業の定性分析には有用だろうと思います。


    >「危機を好機に変えた企業が成長する」

    そのとおりだと思いますね。しかも我々はついこの間経験したのではないかと。(バブル崩壊後の3過剰の解消など)

    順風だったときのしがらみは危機のときにしか変えられないと思います。

    BIG3のレガシーコストの問題など今しか変えられないし、変えられなかったら企業の存続はないでしょうね。
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    COTOSSAさん
    2008/12/28 12:40
    >hiro☆shiさん

    こんにちはー。

    >ポーターといえば「ファイブフォース分析」「3つの基本戦略」などのフレームワークは有名ですよね。

    そうですねー、戦略論のフレームワークとかは結構多いかも。
    でも、私が勉強していたのははるか昔(苦笑)なのですが、今でも基本的に使える概念とかも多いと思います。


    >順風だったときのしがらみは危機のときにしか変えられないと思います。


    うん、ある意味そういう気もします。
    というか、逆に変えやすい。それを理由にして。
    チャンス!にする事も出来る企業が勝つのかも!
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