25日の日経平均は、8599.50(+82.40)と小幅に上昇。ただし5833億円と5年ぶりの薄商いで、 極端に動意に乏しい。ちょうど雲の下限8566に入ってほぼその線上にあたるが、なおも、基準線8078、転換線8419の上。MACDはゼロラインをぎりぎり上回っているが、RCIは天井をうって下降している。雲にぶつかるので、下げて当然なのだが、以外に底堅い印象だが、目先は弱含み。しかし週足では明確に転換線8258を抜け、MACDもシグナルをはっきり上に抜けて上昇、RCIもあげており、ボリンジャーバンドも転換を示唆しており、少なくとも一旦は底打ちして、これから数週間から数ヶ月は、中期的に戻りを試すのではないかと思われる。
NYはお休みで、ドル円も小動き。日足では転換線89.53を上に抜け、MACDもシグナルを上に抜け、RCIも上昇中でこちらも目先89-90円近辺でやや底堅い感じになっている。
このような薄商いではなんとも頼りないが、チャートの形状からは、底入れへの期待がもてるようになっている。景気実体は最悪期に突入しているようで、ほとんどはまだ幻のようなオバマ期待に過ぎないので、政策の動き如何では、崩れるもろさを秘めている。とはいえ実態面でも、アメリカの住宅ローンに改善の兆しの兆しがあるといわれており、過度な期待は禁物だが、要注意である。