市場介入への警戒感が一気に高まった

優利加さん
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先週金曜日の米国株式相場は高安まちまちとなった(DJIA -305.47 @39,475.90, NASDAQ +26.98 @16,428.82, S&P500 -7.35 @5,234.18)。ドル円為替レートは151円台前半での動きだった。本日の日本株全般は下げる銘柄が多かった。東証プライムでは、上昇銘柄数が348に対して、下落銘柄数は1,267となった。騰落レシオは128.38%。東証プライムの売買代金は4兆3417億円。

TOPIX -36 @2,778
日経平均 -474円 @40,414円

米国では、前日まで主要3株価指数は揃って史上最高値を更新していたことで短期的な過熱感が高まり、また週末を前に利食い手仕舞いが優勢となった。

本日の東京市場では、前日のダウ工業株30種平均の下落と円安・ドル高進行の一服により、輸出関連銘柄をはじめとして売りが優勢となった。円相場は政府・日銀による市場介入が警戒される水準まで円安・ドル高は進んできた。神田真人財務官が「行き過ぎた変動に対してあらゆる手段を排除せず適切な行動を取って行きたい」と発言したため、市場介入への警戒感が一気に高まった。

日経平均の日足チャートを見ると、陰線で下げて直前2営業日分のローソク足の実体部分を完全に打ち消した。ただ、まだ10日移動平均線も25日移動平均線も上向きであり、且つ、株価はその上で推移しているため、ある程度調整してくれば押し目買いが入り易い。

33業種中28業種が下げた。下落率トップ5は、精密機器(1位)、不動産(2位)、サービス(3位)、銀行(4位)、化学(5位)となった。

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