大人の味である。 昨日の昼に、フキノトウの天ぷらを食べる。女房が地域の婦人会に入っているので、いろいろ、頂く。夏みかんや、野菜を時々、頂く。婦人会は農家の主婦が多いので、畑で作る農産品を、もってきてくれるのである。
この辺りの農家は、農業専業は無く、マンション経営を、ほとんどやっている。大体、「大東建託」にまかせっきりらしい。
サイゼリアに土地を貸している農家はひと月の土地代金が、150万くらい。馬鹿にできない。それでも、普段の服装は、いかにも農家の主婦といった感じである。やぼったい。そんな主婦の中に入って、あれやこれやと、やっているのが、面白いらしい。この前は、公民館で、こんにゃく玉から、こんにゃく作りをやった。
この辺の農家は、マンション経営だけでは、つまらないので、桃と梨を栽培している農家もある。ここは、梨の産地である。桃の花が咲くと、1本だけではないので、その華やかな事。見事なり。
フキノトウの天ぷらは、女房は苦いと言っているが、これこそ、山野草の味である。この苦味が、とてもよい。
春になった。そこで「すみれの花」を思い出すが、最近は見なくなった。小さな花で、青色の可憐な花である。私の小さい頃は女の子には「すみれ」という名前が多かったが、最近は、こんな名前はない。変わった名前ばかりである。
暖かくなると、山野草が、一斉に出てくる。「タラの芽」「筍」「フキ」「うど」。どれも、季節を感じる。
その中でやはり一番はどれかと言えば「たけのこ」であろう。とりたての筍は、甘味があるというが、我が家では、そんな、新鮮な筍は、食べられない。それでも、あの、こりこりとした感じは、最高である。酒のつまみにもよい。おお、飲みたくなった。