「日本むかしはなし」を見ると、いろいろ学習になる。人は、少しばかり良いと、有頂天になりやすい。これは、絶対にダメである。このような時に、人は、失敗しやすいからである。戒めの言葉を用意して、心に留めておくべきである。
このことを、よく言っているのが、世阿弥の「風姿花伝」である。もう、10年くらい前か。これは「100分で銘書」で有ったので、現代訳の本を買って読んでみた。
この中で「初心、忘るべからず」とあるが、どうやら世間では、これを「野望を持て」というように、間違って、理解されているようである。そうではない。常に、謙虚な気持ちで、事に当たらなくてはならないと、言っているのである。
良く、ブログで「おそるおそる」と書いているが、実はこのことを言っている。
株式でもそうだ。たまたま、ラッキーで、大きな利益を得ると、おれは、株に才能が有ると、思い込みやすい。たまたま、運がよかっただけで、才能など、ないと、思うのが、正しいと思う。
それ程、株は、先が見えないものである。
そこで、よく言っているが、機械的に投資する「分散投資」に尽きる。この分散投資は、銘柄分散と、一つの銘柄でも時間をずらして、投資する2つの場合がある。
(ネットより)
風姿花伝(ふうしかでん、風姿華傳)は、世阿弥が記した能の理論書。世阿弥の残した21種の伝書のうち最初の作品。亡父観阿弥の教えを基に、能の修行法・心得・演技論・演出論・歴史・能の美学など世阿弥自身が会得した芸道の視点からの解釈を加えた著述になっている。
(ネットより)
初心忘るべきらず
つまり「初心忘るべからず」とは、新しいことを始めたときの意気込みや熱意、謙虚さを忘れてはならない、という意味であると広く理解されています。そのため、仕事や習い事などに慣れてきた頃に、「傲慢になるんじゃないぞ」と釘を刺す意味で使われることが多いのではないでしょうか