「レモンでやせる！」

[元祖SHINSHINさん]

なんとなく、久しぶりに行きつけだった書店に行った。

こういう場合、過去のほとんどがそうなのだが、

読むべき何かを見つけさせるために何者かに誘導されているのではないかと、感じることが多い。きっと、あの世の稲荷な親分なのではないか？

この日も、そうだった。

いつもたどるルートには、読みたい書籍がなかったのだが

(実際にはあっても、立ち読みして終わり)

これもまた、なんとなく気配を感じて、いつもなら行かないエリアに足を入れてみたら、やっぱりあった。

まるで、梶井基次郎の「檸檬」みたいに、白地に黄色いレモンが三つ並んだ表紙の「レモン」が目に飛び込んできた。

★「レモンでやせる！血液、血管がキレイになる特効レシピ」

　　ブティック・ムック通巻1722号　2024.2.29.第一刷

特効レシピの合間には、レモンに憑かれた医師たちによるコラムがちりばめられていたり、レモンの有効成分についての解説やら、レモンコーヒーの紹介、抹茶レモン、青汁レモンなどなどユニークな飲み物も紹介されていた。

その医師たちによるコラムの中で、知り合いの長寿者のことが書かれており、ざっとみな100歳くらいまで生きた人々なのだが、皆に共通していたのは、「レモン水」などを飲んでいたというのだ。じゃ、自分も飲もっとと考えて実践するようになったのが、西台クリニック理事長の済陽高穂氏なのであった。

この医師は、実の父親が84歳のときに、鼻から流動食という状態まで落ち込んだのだが、なんとそこへレモン1個分のしぼり汁を加えるという実験をしてしまう。

ところが、その効果は目覚ましいもので、父親は日に日に元気になり、

2週間後には普通の食事を開始し、3ヶ月後には歩いて退院できたという。

これをみて衝撃を受けた医師の家族は、「私もレモン食べる！」となり、

今ではひと月にレモン240個を消費しているのだという。

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こういうことを話しても、おそよクリニックの売り上げには繋がらないので、そこから逆読みすると、ホントのことを話しているとしか思えない。

そういう逸話のオンパレードになっているので、

この書籍はオモロイと感じ、買い上げた。

もちろん、なにもホンモノのレモンでなくても、

ポッカレモン100でOKと書かれていた。

転じて、やはり「お酢+ポッカレモン100」も、

十分に魅力的なのではないかと感じた次第。