早春賦(5.1.24) 14時26分

堅実さん

  春は名のみの、風の寒さやー。もうすぐ、立春です。今が、一番の厳しい季節。

大正月、小正月も終わり、小生の小さい頃は、自家製の「醤油」作りの季節です。

これは、米や、大豆、麦を、蒸かして、土間に、むしろを敷き。その上に稲藁を敷き、新聞紙を敷き、蒸かした、米、大豆、麦を、平に4センチくらいの暑さに伸ばします。そして、発酵菌を振りかけます。


その上に、稲藁、むしろを載せて、しばらく、そのままにします。そうすると、米、大豆、麦が、発酵して、熱がでます。この時に、雑菌が繁殖しないように、注意します。


 そして、これは、近所の5,6件で、一斉にします。発酵の、頃合いを、見計らって、これは感ですが、醤油しぼりを、近所の人が、総出でします。


発酵した原料は、糠袋にいれて、醤油絞り機の中に並べます。これは頑丈な4角の木の枠で作ってあり。建築で使う「ジャッキ」を使い、鉄棒で大人4人が掛け声をかけながら、搾ります。醤油絞り機の前には、穴を掘り、その中にバケツを置いて、絞った汁をとります。


ジャッキで、男4人が、ジャッキの中に鉄棒を入れて、力を込めて鉄棒を回します。その時の、言葉が「00ちゃんのためなら、よーいとまけ」「もひとつおまけに、よーいとまけ」と言って、醤油の元を絞り出します。


 これを「よーいとまけ」呼び、何時するかで、相談したものです。冬の風物誌で、子供は、この光景を見たものです。


搾り終わった醤油の元は、水を加えて、大釜で煮て、発酵を止めます。

そして、「カラメル」と言っておりましたが、防腐剤を加えて、塩を加えて、醤油の完成です。


 もうひとつ作るものが、あります。醤油絞りをするのとは、別に、この醤油の元に塩を加えて、そのまま、発酵を続けます。そうすると、酸味がかったものが出来ます。これを、「おなめ」と呼んでました。これは、健康食品です。これを、ご飯の上に乗せて食べるのが、我が村の習慣でした。これは、なんとか味噌と言って、スーパーでも、売っておりますが、値段は、かなり高いです。

 

早春賦|歌詞付き|日本の歌百選|春は名のみの 風の寒さや

https://www.youtube.com/watch?v=VVwV1dkSR7I  

 

2件のコメントがあります
1~2件 / 全2件
堅実さん
風車の弥吉   さんへ

「森羅万象、生あるものが命の躍動を始める時ですから。
田舎は自給自足でしたから、当地方も各家で味噌醤油など作っていました。」

そうすると、この話は、よく理解できると思います。
冬は、畑作業が、少ないので、こんな事をしていたのですね。
その、自家製醤油ですが、夏になると、醤油を入れた、木の桶が、かびることもありました。小生のお婆さんが、そのカビを。おたまで、すくって、捨ててました。



こんにちは。

いい季節ですね。

森羅万象、生あるものが命の躍動を始める時ですから。

田舎は自給自足でしたから、当地方も各家で味噌醤油など作っていました。
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