TOPIX +1 @2,339
日経平均 +52円 @33,306円
米国株式相場はクリスマス休暇のため休場だった。
本日の東京市場では、材料不足のため値動きは小さく、市場参加者も少ないため薄商いとなった。日経平均の日中の値動きの幅は130円ほどしかなかった。数少ない目立った動きは高島屋だった。2024年2月期の業績予想を上昇修正していたが株は売り優勢となり下げた。高島屋の予想PERはまだ10倍台であり三越伊勢丹の15倍台と比べると割安感があるにも拘わらずある。敢えて、それでも売られる理由を強いて探すと、2018年に発行した総額600億円のユーロ建て新株引受権付社債(転換社債CB)が行使されると発行済み株式数が増加して一株当たりの価値を希薄化することである。
日経平均の日足チャートを見ると、終値ベースで小幅高とはなったが安値では昨日の安値以下まで下げ、高値でも昨日の陰線の下半分以下だったため、決して力強いとは言えない動きだった。クリスマス休暇明けには市場参加者が戻り、商いが活発化すれば値動きが良くなるだろう。
33業種中19業種が上げた。上昇率トップ5は、海運(1位)、パルプ(2位)、鉱業(3位)、その他製品(4位)、倉庫・運輸(5位)となった。