当然の調整だろう

優利加さん
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昨日の米国株式相場は急反落した(DJIA -475.92 @37,082.0, NASDAQ -225.28 @14,777.9, S&P500 -70.02 @4,698.35)。ドル円為替レートは142円台後半での動きだった。本日の日本株全般は下げる銘柄が多かった。東証プライムでは、上昇銘柄数が293に対して、下落銘柄数は1,316となった。騰落レシオは92.39%。東証プライムの売買代金は3兆4482億円。

TOPIX -23 @2,326
日経平均 -535円 @33,140円

米国では、連日の史上最高値更新が続き過熱感が高まっていた。取引終盤になると利益確定売りが強まり急落し始めた。ダウ工業株30種平均は5日連続で史上最高値を更新していたが10日ぶりの大幅反落となった。主要3株価指数は揃って大きく反落した。

本日の東京市場は、米国株の大幅反落を受けて下げる銘柄が多かった。外為市場でも円相場が円高・ドル安方向へ振れたため、輸出関連銘柄を中心に売られた。高値警戒感が強まっていたため日経平均の下げ幅は一時600円を超えた。日経平均は大きく下げたが、反対に、明確な理由があって大手海運株は続伸した。銀行株は12月14日以来軟調な値動きが続いているが、こちらも明確な理由(国内金利の上昇による利ザヤ改善を期待していたがそれが遠のいた)ある。

日経平均の日足チャートを見ると、バブル崩壊後の終値ベースでの高値更新を目前に大きく下げて、上向きの25日移動平均線の下に沈み込んだ。米国株は出来過ぎなくらい連騰していたからその内に大きな調整がほぼ確実にあるだろうとは誰もが予想していただろう。日経平均はダウ工業株30種平均ほど調子づいてはいなかったので調整は浅いのではないだろうか。

33業種中31業種が下げた。下落率トップ5は、輸送用機器(1位)、精密機器(2位)、その他金融(3位)、証券(4位)、石油・石炭(5位)となった。

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