GMの株主価値、大半が失われる可能性

GMは延命策が取られたが、株主の価値は戻ってこない。
クレディ・スイスは目標株価を$1に引き下げた。

『GMの株主価値、大半が失われる可能性=クレディ・スイス』
http://jp.reuters.com/article/stocksNews/idJPnJT830027220081222

 [22日 ロイター] 米政府が自動車メーカーへの融資を決定したことについてクレディ・スイスのアナリストは、ゼネラル・モーターズ(GM)(GM.N: 株価, 企業情報, レポート)の株主資本の大半もしくはすべて失われる可能性があるとの見方を示した。

 クレディ・スイスのアナリスト、クリストファー・セラソ氏はGMの目標株価を1ドルに引き下げ、投資判断を「アンダーパフォーム」に変更した。これまでは目標株価が2ドル、投資判断は「ニュートラル」だった。

 同氏は顧客向けノートで「労組や(GMの)社債保有者が多大な犠牲を払うことにより、GMの既存の株主資本も完全にあるいはほとんど無価値になることが不可避だと今後2カ月間でより明らかになるだろう」と述べた。

 米政府は19日、GMとクライスラーに対しつなぎ融資を実施すると発表し、3月31日までにリストラ計画を提出するよう義務づけた。

 セラソ氏は、政府の要求を満たすよう関係者全員の妥協が成立すれば、ディスカウント・キャッシュ・フローを反映し、1株当たり1ドルを下回る株主価値となると考えていると述べた。
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