来週月曜日以降に25日移動平均線を回復できるかどうか

優利加さん
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昨日の米国株式相場は続伸した(DJIA +158.11 @37,248, NASDAQ +27.60 @14,761.56, S&P500 +12.46 @4,719.55)。ドル円為替レートは141円台後半での動きだった。本日の日本株全般は上げる銘柄の方がやや多かった。東証プライムでは、上昇銘柄数が961に対して、下落銘柄数は666となった。騰落レシオは97.44%。東証プライムの売買代金は4兆9574億円。

TOPIX +11 @2,332
日経平均 +284円 @32,971円

米国では、米10年債利回りが前日の4.03%台から3.92%台(一時3.885%台)へさらに低下したことに加えて、11月小売り売上高が前月比+0.3%(>市場予想-0.1%)、新規失業保険申請件数は20.2万件(<市場予想22.0万件)と強い結果となった。これにより米国経済のソフトランディング期待が一段と高まり、主要3株価指数は揃って6日続伸した。ダウ工業株30種平均は前日に続き史上最高値を更新した。来年の利下げ回数は3回ではなく5~6回を見込み、予想する利下げ開始時期は5月から3月へ前倒しに見るエコノミストも出て来た。

本日の東京市場では、来年の米利下げ観測を背景にダウ工業株30種平均が史上最高値を更新して主要3株価指数は揃って6日続伸したことを好感して日経平均は反発した。上げ幅は一時400円を超えたが、後場に入ると円高・ドル安の進行により輸出関連銘柄が売られて伸び悩んだ。米長期金利の低下を反映してメガバンク株は下げた。

日経平均の日足チャートを見ると、陽線で反発し、昨日の大陰線が本日の陽線を包み込むような「包み線」となった。来週月曜日以降にこの包み線の上限を上放れ、25日移動平均線を回復できるかどうかに注目している。個別株で目立ったのが商船三井などの大手海運株だった。「円月殺法音無しの構え」を実践していた人は下げも反発も綺麗に乗れたと思いますが、どうでしょうか。

33業種中21業種が上げた。上昇率トップ5は、海運(1位)、鉄鋼(2位)、鉱業(3位)、非鉄金属(4位)、機械(5位)となった。

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