TOPIX 2 @2,355
日経平均 +83円 @32,926円
米国では、11月消費者物価指数(CPI)がほぼ市場予想通り(前月比+0.1%、コア指数前年同月比+4.0%)となり、インフレ鈍化が続いていると受け止められ米10年債利回りが低下した。これを好感して主要3株価指数は揃って4日続伸した。
本日の東京市場では、米長期金利の低下を背景に米国株式市場でハイテク株を中心に上げたことを好感して、東京エレクトロンやアドバンテストなどの値がさハイテク株が買われたて株価指数を押し上げた。日銀短観で、企業の景況感を示す業況判断指数(DI)が大企業・製造業で+13となり四半期連続で改善した。ただ、先行きの業況判断は悪化する見通しも示されたため、必ずしも日本株の高値追いをしても良い材料とは言えない。さらに、自民党安倍派の政治資金パーティーで集めた資金を巡る問題が悪化して国内政治の混乱が深まり、さらにそれが日銀の金融政策にも影響を与えかねないとマーケットは警戒している。
日経平均の日足チャートを見ると、高く始まったが売りに押し戻されて上ひげを引いた短陰線で終わり、且つ、ザラバの値動きは昨日の大陰線の上下の範囲内であった。10日及び25日移動平均線の下に沈み込んでいる限り、下方向へ振れやすい。
33業種中24業種が下げた。下落率トップ5は、鉱業(1位)、海運(2位)、建設(3位)、食料品(4位)、鉄鋼(5位)となった。