11月10日現在の各国政府の世界金融危機対策(日本除く)は以下のとおり。
・アメリカ 対策規模:連邦準備理事会(FRB)の資金供給プログラムを除き7000億ドル規模の対策。
銀行資本:適格金融機関に対し、250億ドルあるいはリスク調整後資産の3%を上限に、計2500億ドルを注入。9行が受け入れを表明。
不良資産:財務省が金融機関から不良化したモーゲージ資産を買い取り。
銀行預金:25万ドルまで保護。破たん銀行の預金支払いに向け財務省は預金保険機関に無制限で融資が可能。
会計原則:証券監督当局が時価会計評価の一時停止の権限をもつ。
流動性:FRBがさまざまなオペで最大9000億ドルの資金を供給。このほかコマーシャルペーパー(CP)買い取り、AIGやJPモルガンなど個別機関への融資。
MMF:FRBがマネー・マーケット・ファンド(MMF)に最大6000億ドルの資金を供給。