TOPIX +9 @2,345
日経平均 +111円 @32,696円
米国では、ムーディーズが米国債格付けの見通しを「ネガティブ」に引き下げたが米国債利回りは安定的に推移した。翌日には10月の米消費者物価指数(CPI)の発表を控えており、さらに、今週末にはつなぎ予算の期限を迎えるため米政府債務上限問題に対する警戒感が再び高まりそうなため、株式相場の上値は重かった。
本日の東京市場では、ダウ工業株30種平均の上昇を受けて、値嵩株を中心に買いが優勢となった。日経平均は一時200円超上げた。外為市場では円安・ドル安が進み、円相場が約1年ぶりの安値となったが、これを好感して輸出関連銘柄の代表である自動車株の一部は買われた。ただ、10月の米消費者物価指数(CPI)の発表を日本時間の今夜に控えており、買いが一巡するとそれ以上の買いは続かなかった。
日経平均の日足チャートを見ると、昨日のギャップアップ後の長陰線に対して本日は短陰線ではらむような「はらみ線」となった。上に行きたがっているが上値を抑えられていることを示している。材料さえあれば上放れしそうだ。
33業種中23業種が上げた。上昇率トップ5は、鉱業(1位)、石油・石炭(2位)、非鉄金属(3位)、銀行(4位)、輸送用機器(5位)となった。