TOPIX -28 @2,333
日経平均 -437円 @32,272円
米国では、先週の米公開市場委員会(FOMC)で追加利上げを見送ったことや、10月の米雇用統計が弱かったことなどから米金融引き締めサイクルの終了期待が高まったことを背景に、主要3株価指数は小幅続伸した。先週、ダウ工業株30種平均は1,600ドル強上げるなど、米株式相場は既に大きく続伸していたため、さらに、急低下していた米長期金利が反発したため株価の相対的割安感が薄れ、昨日の上げ幅は小さかった。ダウ工業株30種平均とS&P500は6日続伸し、ナスダックは7日続伸した。
本日の東京市場では、日経平均は昨日までの急伸(三空踏み上げ)で短期的な過熱感が高まり、利益確定売りが優勢となった。日経平均は前日までの4営業日で2,000円強の上昇となった。また、日本株の立会時間中に米株価指数先物は軟調に推移したことも追加の買いポジションを取ることを慎重にさせた。
日経平均の日足チャートを見ると、昨日の陽線に対してたすきを掛けるように陰線で下げ、「たすき線」となり、上方向の動きを明確に止めた。今日のところは「三空踏み上げには売り向かえ」の相場格言通りの値動きとなった。さて、明日以降はどう動くか。
33業種中30業種が下げた。下落率トップ5は、電気・ガス(1位)、パルプ・紙(2位)、保険(3位)、陸運(4位)、その他金融(5位)となった。