TOPIX +12 @2,322
日経平均 +348円 @31,950円
米国では、発表された複数の経済指標が予想を下回った。米10月ISM製造業購買担当者指数(PMI)は46.7(<市場予想49.0)、米10月ADP民間部門雇用者数も11.3万人増(<市場予想15.0万人増)と弱い数字となった。さらに、米連邦公開市場委員会(FOMC)が利上げを見送り政策金利を据え置く(5.25~5.50%)と発表すると、さらなる金融引き締めに対する過度な警戒感が和らぎ、米長期金利(=10年債利回り)は前日の4.875%から4.743%へ大きく低下した。長期金利の低下を好感してマイクロソフトやアップルなど高PERの成長株を中心に買い戻された。米財務省より四半期の国債の発行計画が示されたが、発行予定額は市場予想よりも小さいことが分かり、需給が緩むと解釈されて長期金利を下げを後押しした。
本日の東京市場では、米金融引き締め政策の長期化懸念が和らいだことを背景に米国株高となったことを好感して、ハイテク成長株が上げて日経平均は大きく続伸した。上げ幅を一時は450円超まで拡大する場面があった。ただ、前日には既に742年高となっていたので、本日は過熱感も意識された。
日経平均の日足チャートを見ると、ギャップアップで続伸して「二空踏み上げ」となり下向きの60日移動平均線にほぼ接するまで急反発して来た。ただ、寄り付いてからは小動きとなりほぼ「十字線」で終えた。ここまで急反発してくると、3分の2戻しも達成したので戻り待ちの売りが増えて来て上値を抑えていることを示唆している。
波乗り十八番銘柄のN株は本日、買い玉をすべて利食い手仕舞いして、ポジションを久しぶりに売り買い共に残高ゼロの「マル」にしました。しかし、「円月殺法音無しの構え」は構え直して続けているので動き出せばまた直ぐにポジションを取る態勢です。買いは株数に制限がないので良いのですが、信用の成行売りは株数の上限があるので、複数の証券会社を跨いで注文しなくてはならないのが不便ですね。
33業種中18業種が上げた。上昇率トップ5は、サービス(1位)、電気・ガス(2位)、空運(3位)、電気機器(4位)、機械(5位)となった。