優利加さんのブログ

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地政学リスクの高まりと米長期金利の反発を嫌気して・・・

昨日の米国株式相場は高安まちまちとなった(DJIA -366.71 @32,417.59, NASDAQ -47.41 @12,643.01, S&P500 -19.86 @4,117.37)。ドル円為替レートは149円台後半での動きだった。本日の日本株全般は下げる銘柄が多かった。東証プライムでは、上昇銘柄数が206に対して、下落銘柄数は1,422となった。騰落レシオは79.32%。東証プライムの売買代金は5兆6674億円。

TOPIX -23 @2,231 
日経平均 -295円 @30,697円

米国では、米10年債利回りは4.84%台で横這いだった。9月の個人コア消費支出(PCE)価格指数が前年比3.7%(<8月改定値3.8%)と低下して市場予想と一致した。他方、10月のミシガン大学1年先期待インフレ率確報値は4.2%(>前月3.8%)へ上昇した。インフレのベクトルの方向についてFRBは迷ううだろう。

東京市場では、米国のダウ工業株30種平均が7が月ぶりの安値まで下げて来たこととイスラエルのパレスチナ自治区ガザへの地上侵攻が本格的に始まりつつあり、中東での地政学リスクの高まりを背景に売り圧力が増した。日本の立会時間中に米長期金利が前週末比で上昇していたため、これを材料視して日経平均が下げた。また、先週末に業績見通しを下方修正していた日野自動車やオムロンは、本日、どちらもストップ安まで売られ、業績悪化は他の企業も同様ではないかとの思惑が広がった。さらに、明日10月31日には日銀の金融政策決定会合の結果公表を控えているため、長短金利調整(YCC)の上方への修正を警戒して買いポジションを一旦売り手仕舞いする動きもあったようだ。

日経平均の日足チャートを見ると、先週金曜日の陽線の始まり値で寄り付いた後、ザラバでは安値を更新する場面もあったが、何とか下ひげを引いた短陽線で終えた。

33業種中31業種が下げた。下落率トップ5は、輸送用機器(1位)、医薬品(2位)、繊維製品(3位)、ゴム製品(4位)、銀行業(5位)となった。

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