野生的と言うが、フアッションだけの野性的は、つまらない。こんなの野性的ではない。
これは昔のテレビが普及する前の、テレビ番組である。この頃は、小学4年生頃で、家にテレビが無かったので、近所の家で、見せてもらった。プロレスの「力道山」が、人気だった。
中学1年の時、テレビを買い、家で見られるようになった。「少年ジエット」「かいけつハリマオ」などを見た。
「ローハイド、Rawhide 」フランキー・レイン、 Franky Laine
https://www.youtube.com/watch?v=VZW3hy_rzmw
歌い方が、野生的である。カウボーイの、牛を、運び、売る。その途中である。かなり、強引に扱わなければ、牛も、いう事をきかない。荒くれ男でもある。
ついでに言えば、かうボーイの牛の肉は、野獣からの襲われた牛を、焚火の上でやいたものだ。死んだ牛を、食料にしたものだそうだ。合理的な食事である。ここでも、野生的である。だから、肉を厚くおおざっぱに切って、焚火の残りで、焼いたものだ。とても、高級な料理とは言えない。もったいないから、食べたというのだ。これは、慶応の先生から、授業の合間に聞いた。
もう一つ、これも、慶応の先生から、聞いた話。速水融先生である。西部劇で、カウボーイが、酒場で、酒を一気に飲むシーンがある。あれは、かっこいいとか、そういうものじゃない。
この頃のアメリカの、ウイスキーは、石炭を詰めた樽を、よく洗わないで、酒を貯蔵したもの。とても石炭臭くて 、飲めたもんじゃない。そこで、我慢して、一気飲みをした。知らない人は、かっこいいと思うが、全然、そんなもんじゃない。それなりの、合理的な理由があるのである。
こんな事を知ると、学問と知識というのは、面白いものだと、思ったものだ。知識には、飾りが、なくて。裏事情がわかる。