この映画を見たのは、中学3年生の正月だった。砂漠とは、こういうものかと、思った。岩だらけの小山がある。砂埃が舞う。ただ、広い。
アラビアのロレンス
https://www.youtube.com/watch?v=Qr5E54nCDg0
この映画は、兄と一緒に見たものだ。その兄も、いなくなった。映画と共に、兄の思い出が残る。
映画の休憩時間に、兄が、何か、食べ物を買ってきた。何だか、忘れたが、それを食べながら、見た。音楽は、ドクトルジバゴを作曲した、モーリス、ジャールである。
それから、60年の歳月である。時々見ているが、昔を思い出すためと、音楽を聴きたいからである。この、アラビアのロレンスは、民放の「午後のロードショウ」で、番組の最初に使われたことがあった。それも、過ぎ去ってゆく。流れである。
2,3日前、NHKの、映像の世紀、バタフライエヘクトを見ると、第1次世界大戦後の、ロレンスは、アラブ人を裏切ったという事に、さいなまれる。しかし映画は、トルコが崩壊するところまでで、終わる。映画のシーンにあるように、トルコの列車の、線路を破壊する場面も、映像の世紀に出てくる。