「人は、重い荷物を背負い、山道を登るごとし。急ぐべからず。」この荷物とは、苦労の塊なり。そんな、苦労をわざわざ、身に付けて、平地ならともかく、急な山道を登るのだから、その辛さは、大変なものだ。
しかし、こうも思う。歩けることは、幸せだと思う。世の中には、歩けず車椅子で、動く人もいる。いろいろ、上げればきりがない。
小生、たんぱく質の摂りすぎで、「痛風」になり、20日間、病院に入院した。歩けなくなってしまったのである。救急車で、病院にかつぎこまれた。当たり前のことですが、歩くのには、足が、持ちあがらなくては、歩けない。その足が、痛みで、持ち上がらないのである。
おかげ様で、個人病院が、よくわかった。入院患者はお客様であり、いい鴨なのである。収入源は、放したくない。そこで、何だ、かんだと、理由を付け、退院させようとしない。
血液検査で、「まだ、ここが悪いから、もう少し」と言って、退院させない。しかし、そんな事をいちいち、聞いていたら、この齢なので、一生、入院になってしまう。あちこち悪いのは、当たり前の齢である。
そこで、14日の入院が25日の入院になったが、そこで退院した。ここで、最初の、歩けることは、幸せであるということになる。欲を出せば、きりがない。人生、ほどほどでよいのだ。