中国政府が半導体の材料などに使われる希少金属のガリウムとゲルマニウムの関連品目について、1日から輸出規制を実施していることについて、西村経済産業大臣は、即座に影響が出るものではないとした上で、需給の状況を見ながら輸入先の多角化などの対策を検討していく考えを示しました。
西村経済産業大臣は1日の閣議のあとの会見で「今後、中国の輸出管理措置の運用状況などを確認していきたい。主要産業の状況を踏まえると、即座に影響が出るものではないと考えている」と述べました。
その上で「中国は安全保障上の措置と説明しているが、仮に国際ルールに照らして不当な措置が講じられているということであれば、ルールに基づいて適切に対応していきたい」と述べるとともに、関連品目の需給状況を見ながら、輸入先の多角化やリサイクルなどの対策を検討していく考えを示しました。