日米で金融政策を決定する重要な会合を控えているため・・・

優利加さん
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昨日の米国株式相場は続伸した(DJIA +109.28 +35,061.21, NASDAQ +4.38 @14,358.02, S&P500 +10.74 @4,565.72)。ドル円為替レートは139円台前半での動きだった。本日の日本株全般は下げた。東証プライムでは、上昇銘柄数が497に対して、下落銘柄数は1,264となった。騰落レシオは92.10%。東証プライムの売買代金は2兆9697億円。

TOPIX -18 @2,261
日経平均 -406円 @32,491円

米国では、相次いで発表される物価指標がインフレ率の鈍化を示しており、FRBによる利上げ長期化懸念が和らいでいる。市場の予想を上回る第2四半期決算発表が相次ぎ、米国景気はソフトランディングするとの期待が高まって来た。ダウ工業株30種平均は2019年9月以来の8連騰となった。ナスダックもS&P500も3日続伸して、2022年4月以来の戻り高値を更新している。ただ、主要な半導体関連銘柄で構成するフィラデルフィア半導体株指数(SOX)は1%ほど下落した。

米国株式相場の続伸にもかかわらず、本日の日経平均は3営業日ぶりに反落した。米国株式市場で半導体関連銘柄の多くが売られた流れを受けて、東京エレクトロンやアドバンテストなどの株価指数寄与度が高い銘柄が売られた。本日から4~6月期決算発表が本格化し、来週は米国では連邦公開市場委員会(FOMC)があり、日本では日銀の金融政策決定会合を控えているため、売り買いどちらの方向でも大きなポジションを取ることを避けるだろう。暫くは高値圏でのレンジ相場が続きそうだ。

日経平均の日足チャートを見ると、ほぼ水平となった25日平均線に弾き返されるように陰線で下げた。戻り売り圧力に力負けしたと言える。もし、明日以降下向きの10日移動平均線の下にまた沈み込むなら、調整期間が長くなりそうである。

33業種中24業種が下げた。下落率トップ5は、精密機器(1位)、電気機器(2位)、機械(3位)、保険(4位)、サービス(5位)となった。

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