下向きの10日移動平均線に押さえつけられる形

優利加さん
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昨日の米国株式相場は上昇した(DJIA +76.32 @34,585.35, NASDAQ +131.25 @14,244.95, S&P500 +17.37 @4,522.79)。ドル円為替レートは138円台半ばでの動きだった。本日の日本株全般は上げた。東証プライムでは、上昇銘柄数が1,300に対して、下落銘柄数は478となった。騰落レシオは93.43%。東証プライムの売買代金は3兆1122億円。

TOPIX +13 @2,252
日経平均 +103円 @32,494円

米国では、7月消費者物価指数(CPI)も7月生産者物価指数(PPI)も予想を下回ったことで利上げ長期化の懸念が和らぎ、先週に引き続き株式相場の支援材料となっている。主要3株価指数ともに上げた。

利上げ打ち止め期待を背景とした米国株高を好感して、半導体関連銘柄が買われて本日の日経平均は前場では上げ幅が300円超まで拡大した。しかし、香港や上海の株式相場が下落して始まるとその後は戻り待ちの売りに押されて上値が重くなり、後場には一時マイナス領域に入る場面もあった。

日経平均の日足チャートを見ると、上下に長いひげを引いたほぼ寄引同事線となった。3月下旬以降の上昇相場では上向きの10日移動平均線が下げてくる株価を支えていたが、今は下向きの10日移動平均線に押さえつけられる形となっている。継続した反発のためにはまず、10日移動平均線を明確に上抜けし、さらに25日移動平均線からも上放れする必要があるが、今週はどのような展開が待っているか?

33業種中25業種が上げた。上昇率トップ5は、銀行(1位)、電気機器(2位)、輸送用機器(3位)、繊維製品(4位)、卸売(5位)となった。

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