不況が叫ばれ暗いニュースが蔓延る中、ちょっと異色のニュース。
アラフォー(アラウンド40:40歳前後)の女性達に高価な化粧品や洋服が売れているとの事。
千趣会の前年比3割アップというのは注目に値するかなと。
それにしても女性の美にかける執念というのは幾つになっても凄いものがありますね。
服、化粧品…自分磨きに余念なし アラフォー消費の牽引役
http://www.business-i.jp/news/ind-page/news/200812170019a.nwc
2008年の流行語大賞にもなった40歳前後の女性を指す「アラフォー(around40)」。この世代は未婚率が高く、結婚や出産をしても働き続け、女性の生き方に変化をもたらした。バブルを経験した最後の世代で、現在も美容や習い事など“自分磨き”に余念がない。かつて40代は自分の消費は二の次にした世代だったが、今や消費の牽引(けんいん)役として脚光を浴びている。
アラフォーは若い時にバブルの恩恵を受け、納得した商品なら惜しげもなく投資するのが特徴。世間全体の節約志向が高まる中、企業にとっては「最後の上得意さま」だ。
仕事を持つ人が多く、自由に使えるお金が増加したことで、子どもの学校行事に着る服も手を抜かない。例えば、カタログ通販の千趣会が06年から始めたブランド「ラシサ」。上質でファッション性が高く、ふくよかな体形をさりげなくカバーする服が受けている。
開発担当の吉岡鉄也マネジャーは「40代の服がこんなに売れるとは5年前には考えられなかった」と話す。ズボンの価格は1万~1万2000円と通常の2倍だが、利用者は7万人に拡大、売り上げは前年比30%増だ。
「成長をやめない女性たちへ」-資生堂が10月に発売したアラフォー向け高級ブランド「リバイタル・グラナス」の宣伝文句だ。以前は、中高年には「5歳若く見える」と昔に戻ることを訴えれば売れた。だが、とことん前向きなアラフォーは「今のあなたが一番きれい」と言われたい。
世代研究に詳しい牛窪恵氏は「上昇志向が強いアラフォーには肯定的な表現しか響かない」と指摘する。日常的には倹約しても、輝き続けられると感じれば大胆に投資する世代で、資生堂の新シリーズはこの不景気でも1本1万5000円強する美容液が飛ぶように売れている。
人生の折り返し地点を過ぎても「こんな私で何が悪い!」と肩ひじを張り続けるアラフォー。彼女らは、“バブルの化石”であり、成熟社会の“希望の星”なのかもしれない。
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