上放れするか、ダブルトップを形成するかはまだ分からない

優利加さん
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昨日の米国株式市場は独立記念日の祝日のため休場だった。ドル円為替レートは144円台後半での動きだった。本日の日本株全般は下げる銘柄が多かった。東証プライムでは、上昇銘柄数が632に対して、下落銘柄数が1,126となった。騰落レシオは124.75%。東証プライムの売買代金は3兆3634億円。

TOPIX ±0 @2,306
日経平均 -84円 @33,339円

前日の米国株式市場が独立記念日の祝日のため休場だったので材料不足気味の中、利食い売り優勢で始まり、日経平均は一時約380円安まで下げた。ファーストリテイリングが売られて2%安となった。6月のユニクロの国内既存店売上高が7カ月ぶりに前年同期比でマイナスとなったためである。この1銘柄だけで日経平均を約94円押し下げた。それでも、(1)日銀による大規模緩和の継続期待と(2)東証による低PBR改善要請などを背景に、日本株の先高観は根強く、押し目買いが入り下げ幅を縮小した。また、海運市況が期待されて海運株が大幅続伸した。

日経平均の日足チャートを見ると、2日続落してザラバでは10日移動平均線を割り込む場面があったが、その後は切り返して下ひげを引いた陽線で終えた。根強い日本株の先高観があり、下げるとすぐに押し目買いが入った。上放れするか、ダブルトップを形成するかはまだ分からない。どちらへ動いても構わないように建玉することが正解となる。

33業種中17業種が上げた。上昇率トップ5は、海運(1位)、医薬品(2位)、保険(3位)、鉄鋼(4位)、ゴム製品(5位)となった。

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