TOPIX -10 @2,291
日経平均 -336円 @33,370円
先週金曜日の米国株式相場は3連休を控えた週末の持ち高調整売りが優勢となり反落した。また、6月第3金曜日は、株価指数先物・オプション、個別株オプションなどの最終売買日が重なるクワドプル・ウイッチングの日であり、これに絡む売買が株価の重石にもなった。
本日の日経平均は反落した。米国株が反落したこともあるが、それを抜きにしても25日移動平均線乖離率が7%台になるほど急上昇してきたので自然な調整の部分もある。先の金融政策決定会合で日銀が大規模緩和を維持すると決めたことを材料として、前場では先高観から買い先行で始まった。しかし、後場になると、株価指数先物が大きく売られて下げが加速した。アドバンテスト、ファーストリテイリング、トヨタなどが下げ幅を拡大して日経平均の下げ幅は一時400円を超えた。
日経平均の日足チャートを見ると、前日の陽線を完全に包み込む陰線で終えた。6月14日から高値圏で短期的な保ち合いが続いており、本日の終値はその下限に位置する。6月13日から14にかけてはギャップアップしているので、もし、明日以降数日以内にこのギャップアップを埋めるほど調整すると「アイランド・リバーサル」が形成されるのでさらなる調整に備える必要が出てくる。
6月14日に買った8604野村HDは、本日、定石通りに全株売却して一旦利益確定しました。仕掛けも手仕舞いも定石通りです。
33業種中24業種が下げた。下落率トップ5は、繊維製品(1位)、空運(2位)、ゴム製品(3位)、電気製品(4位)、食料品(5位)となった。