17日の米株式相場は反落。ダウ工業株30種平均は前日比99ドル80セント安の8824ドル34セント、ハイテク株比率が高いナスダック総合株価指数は同10.58ポイント安の1579.31で終えた。利下げなどを受け前日に急伸したため、利益確定売りが出やすかった。 米連邦準備理事会(FRB)が16日、米連邦公開市場委員会(FOMC)でゼロ金利導入を決定、一段の量的緩和の方針も示した。FOMC後に主な株価指数が急上昇し、ダウ平均は359ドル高で終えていたため、利益確定の売りが先行した。朝方発表した2008年9-11月期決算で赤字幅が市場予想を上回った金融大手モルガン・スタンレー(MS)など金融株に売りが先行。ダウ平均は146ドル安まで下げ幅を拡大した。前日夕に売上高見通しを下方修正した半導体大手ザイリンクスが下げたのに加え、ジョブズ最高経営責任者(CEO)の健康問題への思惑などからアップルが大幅安となるなど、ハイテク株にも売りが出た。