TOPIX +26 @2,265
日経平均 +585円 @33,019円
米株式市場は既に今週14日に結果が公表される米連邦公開市場委員会(FOMC)では利上げが停止されることを織り込んで上げている。S&P500は先週「強気相場」に入ったとされ先高観が強いなか、米国株式相場は続伸した。
米国株高を好感して、本日の日本株全般も上げる銘柄が多かった。主要な半導体銘柄で構成する米フィラデルフィア半導体株指数(SOX)が大幅に上昇したことで、東京市場でも東京エレクトロンやアドバンテストなどの値がさ半導体関連銘柄が買われた。ソフトバンクグループやトヨタも大幅上昇して日経平均は3日続伸して節目の3万3千円台を回復した。これは1990年7月以来33年ぶりの高値である。ただ、上昇銘柄約1000に対して下落銘柄約700なので全面高には程遠い。ここからは、13日には5月の米消費者物価指数(CPI)、14日には米連邦公開市場委員会(FOMC)の結果発表があるため、慎重になるかもしれない。
日経平均の日足チャートを見ると、6月7日のバブル崩壊後の戻り高値@32,708円を一気に上抜けたため、目先の上値抵抗線として意識されるものは33年前まで遡らない限り見当たらない。どこまでバブル崩壊後の戻り高値を更新できるか見届けよう。その間、強い銘柄にはジャブで付いて行きながら、記録更新が終わった後の反動で日経平均が下げる時には大きく下げそうな銘柄群(日経平均がこれだけ上げてもほんの少ししか上げない銘柄)を虎視眈々とマークしておく。
33業種中28業種が上げた。上昇率トップ5は、輸送用機器(1位)、卸売り(2位)、電気機器(3位)、機械(4位)、ゴム製品(5位)となった。