何を買っても騰がるという、楽観的な見方は危険

情報誌に掲載されました。未経験から株式投資を始めて20年以上。大昔は資金激減と半減を数えきれないほど繰り返しましたが、株式投資だけで生活できるようになりました。大失敗の経験を元に作成したホームページ「素人投資家の挑戦(情報誌での掲載内容もご紹介)」、私が売買した銘柄を公開している「勉強できる私の買い付け」こちらも、ご覧いただけると嬉しいです。 慎重かつ丁寧な投資を心掛けながら、資金を少しずつ増やし続けている実録です。


株日記は「米国株について」を朝の8時頃

「日本株について」を夕方に(1日2回)更新しています。


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6月13日 火曜日


日本株について

本日の日経平均株価は、584円高の33018円で取引終了。

欧米株高を受けて買い先行。急騰で寄り付いた後も上げ幅拡大させ、600円近い大幅高となりました。


〇東証プライムの売買代金と騰落状況

売買代金は4兆1489億円、出来高は14億1346万株。

値上がり銘柄数は1066、値下がり銘柄数は695、変わらずは73銘柄でした。


〇日経平均採用銘柄の騰落率

値上がり銘柄数は170、値下がり銘柄数は54、変わらずは1銘柄でした。

上昇率の高い順

日立造船 5.8%高

ソフトバンクG 5.3%高

トヨタ自動車 5.1%高

東京エレクトロン 5.0%高

アドバンテスト 4.8%高


下落率の高い順

大阪ガス 2.4%安

エーザイ 2.2%安

日本製紙 1.6%安

しずおかFG 1.4%安

太平洋金属 1.3%安


〇米国株による影響

(米国株については、朝の株日記で詳しく書いています)

ダウ平均 0.56%高

ナスダック 1.53%高

S&P500指数 0.93%高


3指数揃っての上昇は日本株にプラス材料。


電気機器・半導体に大きなプラス材料

ハイテク比率の高いナスダックが大幅高で高値更新。この展開は日本の電気機器にプラス材料。また、半導体関連株も大きく買われており、インテルは5.5%高となりダウ構成銘柄で突出した上昇率。他、AMDは3.4%高、クアルコムは2.5%高、テキサス・インスツルメンツは2.0%高、エヌビディアは1.8%高と大きく上昇。こちらは半導体関連株に大きなプラス材料。


業種別では、電気機器が上昇率3位でした。

また、半導体関連株も上昇率上位に並んでいます。


鉱業、石油・石炭にマイナス材料

原油価格の下落を受けて、米国株でエネルギー株が売られています。ダウ構成銘柄ではシェブロンが最下位。業種別ではエネルギーが1%安となり、突出した下落率で最下位。これを受けて、日本株でも鉱業、石油・石炭が売られました。


〇欧州株による影響

イギリス(FTSE) 0.11%高

ドイツ(DAX) 0.93%高

フランス(CAC) 0.52%高


3市場揃って上昇。イギリスは控えめですが、日本株にプラス材料。


〇為替相場による影響

1ドル139円半ばで動いておらず、株式相場への影響は限定的。


〇全体ではそれほど上昇していない

プライム市場の値上がりは58%、値下がりは38%です。日経平均は600円近い大幅高になりましたが、一部の銘柄による影響が大きく全体ではそれほど上昇していません。


日経平均は67%が上昇、21%が下落しています。

ファーストリテイリング、東京エレクトロン、ソフトバンクG、アドバンテストの4銘柄で321円押し上げていますので、これを差し引くと263円高(0.8%)。


強い相場のように見えますが、何を買っても騰がるという楽観的な見方は危険だと思っています。


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