薄氷を踏むような終値ベースでの戻り高値更新

優利加さん
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昨日の米国株式市場は休場だった。ドル円為替レートは140円台後半の前日比円安水準での動きだった。本日の日本株全般は下げる銘柄が多かったが、株価指数は上昇した。東証プライムでは、上昇銘柄数が574に対して、下落銘柄数は1,197となった。騰落レシオは104.41%。東証プライムの売買代金は3兆194億円。

TOPIX -1 @2,159
日経平均 +95円 @31,328円

米国株式相場は休みだったため材料不足だったが、本日の日本株全般は下げる銘柄(1,197)が上昇する銘柄(574)の2倍も多かったにも拘わらず、日経平均は上昇した。日経平均算出に占めるウェイトが高い一部の銘柄群だけで日経平均を押し上げており、実態は東証プライムで年初来安値の更新銘柄が117もある。

日経平均の日足チャートを見ると、昨日の高値圏でザラバ高値更新をしたものの上ひげを引いた陰線で終えた翌日の本日は下げて始まった。しかし、後場から切り返して陽線となり終値ベースではバブル崩壊後の戻り高値を更新した。日経平均という指数だけを見ると日本株全般が強いという印象を抱くかもしれないが、実態は薄氷を踏むような終値ベースでの戻り高値更新である。

33業種中26業種が下げた。下落率トップ5は、保険(1位)、金属製品(2位)、水産・農林(3位)、サービス(4位)、陸運(5位)となった。

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