天井圏で「被せ線」の出現

優利加さん
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昨日の米国株式相場は高安まちまちとなった(DJIA -140.05 @33,286.58, NASDAQ +62.88 @12,720.78, S&P500 +0.65 @4,192.63)。ドル円為替レートは138円台半ばでの前日比円安水準での動きだった。本日の日本株全般は下げる銘柄が多かった。東証プライムでは、上昇銘柄数が356に対して、下落銘柄数は1,420となった。騰落レシオは122.71%。東証プライムの売買代金は3兆7601億円。

TOPIX -14.41 @2,169
日経平均 -129円 @30,958円

米債務上限問題を巡る与野党協議はまたもや合意には至らなかったため、米株式相場は高安まちまちとなった。しかし、米国のハイテク株の上昇と円安・ドル高の進行を好感して日本株は寄り付き後から続伸した。しかし、後場になると、経済産業省が先端半導体の製造装置など23品目を輸出管理の対象に加える政令を公布したことを嫌気して、東京エレクトロンやアドバンテストなど値がさハイテク株が大幅安となり、日経平均を押し下げた。

日経平均の日足チャートを見ると、続伸して高く寄り付いたものの、押し返されて陰線で終わった。ローソク足は売り線である「被せ線」となった。昨日時点で25日移動平均線乖離率が+6.6%、RSI(14日)が90.0%まで上昇していた。そして本日は被せ線が出現した。通常なら、ここから少しは調整するが、さてどういう展開となるか。

33業種中24業種が下げた。下落率トップ5は、輸送用機器(1位)、鉄鋼(2位)、空運(3位)、陸運(4位)、その他製品(5位)となった。

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