K S000011さんのブログ
« 前へ1件目 / 全1件次へ »
ブログ
投資理由
セブン銀行とは。
セブン銀行はセブンイレブンの店内にあるATMを運営する会社です。
銀行業の免許を持っている歴とした銀行ですが、通常の銀行とはビジネスモデルが大きく異なります。
通常の銀行は預金などで資金を集め、その資金を企業や個人に貸し出すビジネスモデルです。しかし、セブン銀行は預金規模は銀行としては少なく、収益の大半をATMの手数料で稼ぐビジネスモデルです。
なぜ、セブン銀行の株を買ったのか。
セブン銀行への投資を決めたきっかけは以下の3つです。
1.自分でも経営できそうなビジネスモデル。
2.参入障壁の高さ。
3.将来性の高さ。
自分でも経営できそう。
実際は難しいと思います。これはビジネスモデルが優れているので経営判断のミスで凋落する可能性が低いという意味です。
CMで利用者を集める必要もないですし、セブンアンドアイHDとのインフラの共有(セブンイレブン店内にATMを置くことにより警備コストの共有など)によるコスト優位。
ATMの大量調達による高性能低コストの実現。
セブンイレブン本体の売り上げをATMに入金することで現金補充の手間を低減。
など、多くの点で手を加える必要のないビジネスモデルを持っています。
他の銀行のように、与信のミスで損害を生むこともありません。
参入障壁の高さ。
ATMを置いて他の銀行の入出金を代行するビジネスというのは簡単に真似できそうな気がしますがそう簡単にはいかないと思います。
まず、ATMというのは高価な機材です。さらに前述した通りセブン銀行は高性能なATMを2万台という調達規模を武器に割安で調達しています。この時点でコスト的に苦戦を強いられます。
さらに、既にセブン銀行は全国のセブンイレブンを始めあらゆる場所にATMを置いています。
ここにさらに同じコンセプトのATMを設置しても良くて共倒れになるだけです。
将来性の高さ。
将来性については意見の分かれるところだと思います。そして、将来性の評価の違いが3~4%という高い利回りに繋がっているのだと思います。
キャッシュレス化の推進によってATMの存在意義は薄れATMを主力とするセブン銀行も苦境になるのではないかという意見もありますが僕は逆だと思っています。
たしかに、現金の利用は今後減り続けると思いますが現金の利用が禁止されることは今後数十年であり得るでしょうか?
おそらくないと思います。
現金が少しでも使われる限り、現金とキャッシュレスを繋ぐATMの存在意義は高まり、さらにセブン銀行のような多機能ATMの意義は高まると思います。
そして、同時に大手銀行は各自が自前のATM網を維持するコストに耐えられなくなるでしょう。不採算のATMを大手銀行が撤去したらセブン銀行のATMがその地域の現金のハブになります。
さらに、楽天銀行をはじめとした自前のATM網を持たないネット銀行も今後伸びていくでしょう。
つまり、キャッシュレス化が進んだとしても訪れるのはATMの没落に合わせたセブン銀行の没落ではなくセブン銀行によるATMの独占です。
セブン銀行は今後も定期的に買いまして永久保有する銘柄の予定です。
-
関連銘柄:
セブン銀行(8410) -
タグ:
1件のコメントがあります
-
呑気呆亭さん2023/5/14 15:07こんにちは、日頃気にしていない銘柄なので、ちょっとセブン銀行 (8410) 近年の経常利益の推移を調べてみました。【SBI証券の銘柄サイト使用】・2019年3月期からほぼ一貫して経常利益が減少している。【例外は直近の2023年3月期の微増のみ。来期の会社予想も減少です。】何か見落としてはいませんか? (^_-)-☆
コメントを書く
コメントを投稿するには、ログイン(無料会員登録)が必要です。