16日の東京株式市場で日経平均株価は反落した。大引けは前日比96円64銭(1.12%)安の8568円2銭だった。外国為替市場で円相場が1ドル=90円50銭近辺を中心に高止まりしたことで、輸出関連株の売りを誘った。世界的な景気悪化に対する警戒感が根強いなか、前日400円を超す上昇だったことで戻り待ちの売りも出やすかったが、米大手自動車メーカーに対する救済に期待感があり、下値は限られた。好業績を見込めるとの理由でファストリが買われ、年初来高値を更新した。東証株価指数(TOPIX)も反落。大きく下げた後は安い水準での小動きが続いた。