優利加さんのブログ
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金融株を中心に買い優勢の展開
昨日の米国株式相場は高安まちまちとなった(DJIA +194.55 @32,432.28, NASDAQ -55.12 @11,768.84, S&P500 +6.54 @3,977.53)。ドル円為替レートは130円台後半の前日比円高・ドル安水準での動きだった。本日の日本株全般は下げる銘柄が多かった。東証プライムでは、上昇銘柄数が684に対して、下落銘柄数は1,046となった。騰落レシオは112.96%。東証プライムの売買代金は2兆3613億円。
TOPIX +5 @1,967
日経平均 +41円 @27,513円
米国では、中堅地銀のファースト・シチズン・バンクが経営破綻したシリコンバレー・バンクを買収すると合意したことで、金融システム不安が緩和されて銀行株が反発した。ファースト・リパブリック・バンクは先週46%超の急落となり、年初来では約90%も下落した。しかし、昨日は11.81%のリバウンドを見せ、4日ぶりに急反発した。ただ、米10年債利回りが上昇したため、理論株価が下がったハイテク成長株は売られて下落した。結局、ダウ工業株30種平均は上昇したが、ナスダックは下げて終わった。
本日の東京市場では、米国の金融システム不安が和らいだことで、前場は金融株を中心に買い優勢の展開となった。日経平均の上げ幅は一時120円を超えた。ただ、米シリコンバレー・バンクの経営破綻を巡り3月28日に米上院銀行委員会が米連邦預金保険公社(FDIC)と米連邦準備制度理事会(FRB)高官らを集めて公聴会を開くことになっている。その結果が気になり、上値追いは限られた。
日経平均の日足チャートを見ると、続伸はしたが陰線で終えた。昨日、10日移動平均線の上に再浮上したが、本日はやや下向きの25日移動平均線をあと少しで上抜け出来そうなところまで反発して来た。明日3月29日は3月末の配当権利付き売買の最終日なので強含みの展開が予想されるが、問題はその後である。配当狙いの買い需要が一巡しても上げ続けるためには業績見通しが上昇修正され続ける必要がある。自力で上げてきた銘柄と、相場全体が上がるので連れ上がりしてきただけの銘柄の格差がはっきりとしてくるはずだ。
デモ銘柄の4902コニカミノルタも十八番波乗り銘柄N1もポジションに変化なしですが、N2株はつなり売り玉を全部手仕舞いし、買い乗せしました。
33業種中23業種が上げた。上昇率トップ5は、銀行(1位)、鉱業(2位)、石油・石炭(3位)、非鉄金属(4位)、保険(5位)となった。
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