一旦は当面の底値を確認したが・・・

優利加さん
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昨日の米国株式相場は上昇した(DJIA +371.98 @32,246.55, NASDAQ +283.22 @11,717.28, S&P500 +68.35 @3,9602.8)。ドル円為替レートは133円台前半の前日比円高水準での動きだった。本日の日本株全般は上げた。東証プライムでは、上昇銘柄数が1,350に対して、下落銘柄数は423となった。騰落レシオは110.52%。 東証プライムの売買代金は3兆6788億円。

TOPIX +22 @1,959
日経平均 +323円 @27,334円

米中堅地銀ファースト・リパブリック・バンクは一時36%超下落していたが、JPモルガンチェースやバンク・オブ・アメリカなど米銀11行が300億ドル(約4兆円)をファースト・リパブリック・バンクに預け入れると発表したことで、株価は約10%高と急反発した。支援を表明したJPモルガンチェースなどの銀行株も軒並み1%以上上げた。これを機に米株式相場全体は上昇幅を拡大した。

米国株の反発を受けて、本日の東京市場では、日経平均は大幅反発した。ハイテク株だけでなく、内需株やディフェンシブ株も買われた。

日経平均の日足チャートを見ると、昨日の陽線で強い下げ渋りを見せ、本日は陽線で反発した。これで一旦は当面の底値を確認したが、このまま順調に反発を続けることはまずなく、底値の堅牢さを確認するためにまた反落することがほとんどである。後1~2週間はかなり不安定な上げ下げを繰り返すと想定しておき、「心と建玉の準備」をしておきたい。

33業種中26業種が上げた。上昇率トップ5は、空運(1位)、精密機器(2位)、陸運(3位)、電気機器(4位)、医薬品(5位)となった。



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