動くべき時が来たら一切逡巡することなく行動する

優利加さん
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昨日の米国株式相場は高安まちまちとなった(DJIA +40.47 @33,341.44, NASDAQ -13.27 @11,675.74, S&P500 +2.78 @4,048.42)。ドル円為替レートは135円台後半の前日比円安水準での動きだった。本日の日本株全般は上げる銘柄が多かった。東証プライムでは、上昇銘柄数が1,248に対して、下落銘柄数は493となった。騰落レシオは123.41%。東証プライムの売買代金は2兆7872億円。

TOPIX +8 @2,045
日経平均 +71円 @28,309円

米10年物長期金利が上げたことやパウエルFRB議長が議会証言する3月7日、8日を控えて、さらに3月10日には2月の米雇用統計発表を控えているため様子見が多くなり、米株式相場は高安まちまちとなった。それでも、本日の東京市場ではバリュー株の買いが継続したため上げる銘柄が多かった。昨日の東証プライムでは、189もの銘柄が年初来高値を付けた。その結果、PBRが相対的に低い銘柄で構成する「TOPIXバリュー指数」は連日で過去最高値を更新している。TOPIXVALUE指数チャートと価格 — TradingView 私が常にポジションを持っているバリュー株のN株もこの1年間で95%上昇して来たが、業績見通しの改善というファンダメンタルズの変化が「原因」となり株価の上昇トレンドはその「結果」となって表れている。株価と言うものは真に理に適って動くものである。

日経平均の日足チャートを見ると、昨年11月24日の戻り高値@28,502円目前まで上げて来た。このまま一気に上抜けるか、この水準で横這いとなるか、或いは下へ弾き返されるか、事前には知りようがないが、結果的には大きく分けてこの3つのシナリオのどれかになる。評論家ではなく実践家である我々トレーダーにとって大事なことは「占い師」になることではなく、株価がどのように動いても構わないように「風林火山」の旗印の下、心と建玉の準備をしておき、動くべき時が来たら一切逡巡することなく行動することである。

33業種中28業種が上げた。上昇率トップ5は、鉱業(1位)、鉄鋼(2位)、銀行(3位)、石油・石炭(4位)、非鉄金属(5位)となった。

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