TOPIX +1 @1,993
日経平均 +22円 @27,446円
1月の米耐久財受注は前月比マイナス4.5%となり予想のマイナス3.9%以上に悪化した。米国10年債や2年債の利回りが低下したことを好感して、多くの銘柄が買い戻されたため、主要3株価指数が揃て反発した。米国株の反発を好感して、本日の日本株も買い先行で始まったが、後場になると利益確定売りが優勢となり伸び悩んだ。これまで目立って上昇してきた海運、鉄鋼、メガバンクの他に配当利回りが高い銘柄も利益確定売りで下げた。他方、インバウンド需要が期待される百貨店株や化粧品株は買われた。
日経平均の日足チャートを見ると、ザラバでは25日移動平均線の上に一旦は再浮上したが、終値ではわずかに下回り上ひげを引いた陰線で終えた。さらに下向きの10日移動平均線が25日移動平均線を上から下へ突き抜ける直前となっており、このまま下げるとデッドクロスとなる。昨年12月13日とよく似ている動きである。12月14日は反発したがその後は16日に再び25日移動平均線と10日移動平均線を下へ突き抜けると下げが急加速した。「歴史は繰り返さないが韻は踏む」ので要注意である。
33業種中19業種が下げた。下落率トップ5は、海運(1位)、鉄鋼(2位)、鉱業(3位)、証券(4位)、非鉄金属(5位)となった。