米国株安にも拘わらず、日経平均は上昇した

優利加さん
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昨日の米国株式相場は下げた(DJIA -249.13 @33,699.88, NASDAQ -120.94 @11,78.58, S&P50 -36.36 @4,081.50)。ドル円為替レートは131円台半ばでの動きだった。本日の日本株全般は高安まちまちとなった。東証プライムでは、上昇銘柄数が808に対して、下落銘柄数は946となった。騰落レシオは130.03%まで上昇しており、短期的な過熱感が出て来た。東証プライムの売買代金は3兆4509億円。

TOPIX +2 @1,987
日経平均 +87円 @27,671円

米国では早期利上げ停止観測が後退したことや、アルファベットが大幅続落したためにハイテク成長株を中心に売りが優勢となった。その結果、主要3株価指数は揃って下げた。新規失業保険申請件数が19.6万人(予想は19.0万人)と弱い結果となり、米10年債利回りは前日の3.65%台から一時は3.57%台へ低下した。

米国株安にも拘わらず、本日の東京市場では、円安・ドル高を背景に輸出関連銘柄が買われた。日経平均の上げ幅は一時200円を超えた。株式分割を発表した東京エレクトロンは1銘柄で日経平均を68円押し上げた。

日経平均の日足チャートを見ると、2月6日の高値@27,821円が目先の上値抵抗線として意識され、その手前で頭を抑えられている一方、1月25日以来続いていた保ち合いの上限辺りが今の株価の下値支持線となっている。早晩、上下どちらかに必ず放れるはずだ。どちらへ放れても困らないように建玉操作をするだけである。

日銀の次期総裁副総裁人事がほぼ決まった。ハト派と目されていた現日銀副総裁雨宮正佳氏は固辞したようである。次期総裁は植田和夫氏、次期副総裁は内田真一日銀理事と氷見野良三前金融庁長官である。正副総裁の出身先としては、学者・日銀・財務省の組み合わせとなり、バランスが取れているとの見方がある。ただ、植田次期総裁は就任後すぐには政策変更はしないだろうがその内に政策修正を実行するだろうと見られている。植田氏の登用が報道されるとすぐに円買い、株価指数先物売り、債券売りでマーケットは反応した。

いよいよ明日から第62期売買ルール構築勉強会が始まります。4日間(20時間強)をかけて「①ファンダメンタルズ分析x②チャート・リーディングx③建玉操作」の一気通貫した理に適った相場哲学、原理原則、定石、建玉のやり方を学びます。理にかなっているために再現性も高いです。内容は毎回、徐々に変わっています。参加予定者は十分に予習して参加して下さいね。

33業種中18業種が上げた。上昇率トップ5は、鉄鋼(1位)、保険(2位)、その他製品(3位)、銀行(4位)、機械(5位)となった。

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