TOPIX +1 @1,985
日経平均 -22円 @27,584円
ウィリアムズ・ニューヨーク連銀総裁と米連邦準備制度理事会(FRB)のウォーラー理事が金融引き締めに積極的なタカ派発言をしたために早期利上げ停止期待が遠のいたと株式市場は受け止めた。さらに検索分野でマイクロソフト(ChatGPTを取り込んだ)との競争が激化してきたアルファベットが急落(-7.68%)して、米株式相場を押し下げた。(ChatGPTは優れものです。自然言語で質問するとわずか数秒で自然言語で秀逸な解答を出してきます。まだの人は是非使ってみてください。)
米国株式相場の反落を受けて、本日の東京市場でも東京エレクトロンやアドバンテスト、エムスリーなどのPERが高い成長株を中心に売られた。日経平均は下げて始まり、下げ幅は一時180円を超えたが、次第に切り返して下げ幅を縮小した。
通常、株と債券の動きは逆相関になる。しかし、昨年2022年は米S&P500が19%下げたのに、米10年債の価格は上がるどころか17%も下げた。株も債券も1年で10%以上も同時に下げることは過去100年間で一度もないことだった。大口の機関投資家にとっては株もダメだし債券もダメだということで、相対的に配当利回りが高い日本株を債券代替資産として買っていた。ところが、米長期国債の利回りが上がってきたので、債券代替資産としての日本株に対する需要が低下してきている。これが日本株の戻りが弱い理由の一つとして意識されている。
デモ銘柄の4902コニカミノルタは順調に伸びていますね。特に新しい材料が出て来たわけではないようですが、2月2日の上方修正が再評価されているのかもしれません。昨年11月30日の戻り高値@578円まであと少しです。
33業種中21業種が上げた。上昇率トップ5は、繊維製品(1位)、ガラス・土石(2位)、非鉄金属(3位)、その他製品(4位)、鉄鋼(5位)となった。