TOPIX +5 @1,970
日経平均 +107円 @27,509円
メタ・プラットフォームズが予想を上回る決算と自社株買いを発表して23%高となったこと受けて、ハイテク成長株が軒並み上げた。その結果、ナスダックは3.25%も上昇した。しかし、引け後に、アップル、アルファベット、アマゾン・ドットコムが決算を発表したが、どれも予想を下回り、時間外取引で大幅安となった。
本日の東京市場では、ハイテク株中心のナスダックや半導体関連銘柄で構成するフィラデルフィア半導体株指数が大幅高となったことを好感して、電気機器や精密機器を中心とする値がさ株が堅調な動きとなり、株価指数を押し上げた。日経平均の上げ幅は一時200円を超えた。ただ、1月の米雇用統計(日本時間の今夜22:30に発表される予定⇒月次新規雇用者が10万人台まで落ちるか、失業率が3.5%以上に高くなるかどうか⇒現在の株式相場は経済状態が良くなることよりもむしろ悪くなることを期待している⇒その方が利上げ停止が早まるから)や日銀の次期総裁人事を巡り警戒感(次期総裁が誰になるか次第で金融引き締めに舵を切るのではないかと心配)があり、株価の上値を抑えた。
日経平均の日足チャートを見ると、1月25日以来続いている保ち合い圏の少しだけ上に切り上がってきた。25日移動平均線も10日移動平均線も明確に上向きであり、60日移動平均線はまだ少しだけ下向きだが、株価はそれらすべての移動平均線の上で推移している。日足は1月26日以来、昨日までの6営業日中5日は陰線であり、昨日までも3連続陰線だったが、本日は陽線でザラバ高値を切り上げた。潮目の変化を感じる。
デモ銘柄の4902コニカミノルタは、本日、売り玉すべてを手仕舞いして1枚買い乗せしました。その結果、現在のポジションは[0-9]となりました。10日移動平均線・25日移動平均線が共に上向き、たくり線、上昇する信用売り残、減少する信用買い残、改善しつつある業績見通し、これが何を意味するか、何をすべきかは、私の著作を読んでいる読者には説明するまでもないでしょう。但し、相場には「上り坂」、「下り坂」の他にもう一つの「坂」、「まさか」があるので常に用心が必要です。特に海外発のかく乱要因に振り回されることも常に覚悟しておきます。さて、第62期売買ルール構築勉強会は来週末から始まります。参加予定の人は十分予習をしているという前提で話をしますので心得ておいてくださいね。
33業種中21業種が下げた。下落率トップ5は、鉱業(1位)、パルプ・紙(2位)、電気・ガス(3位)、石油・石炭(4位)、水産・農林(5位)となった。