日経平均、上値抵抗線でピタリと頭を抑えられている

優利加さん
優利加さん
先週末の米国株式相場は続伸した(DJIA +28.67 @33,978.08, NASDAQ +109.30 @11,621.71, S&P500 +10.13 @4,070.56)。ドル円為替レートは129円台後半での動きだった。本日の日本株全般は高安まちまちだったが、上昇銘柄数の方が少しだけ下落銘柄数よりも多かった。東証プライムでは、上昇銘柄数が960に対して、下落銘柄数は794となった。騰落レシオは128.95%。東証プライムの売買代金は2兆7730億円。

TOPIX ±0 @1,982
日経平均 +51円 @27,433円

12月の米個人消費支出(PCE)価格指数のコア指数が前年比プラス4.4%と11月分のプラス4.7%から減速し、市場の事前予想と一致した。これにより早期の利上げ打ち止め期待が継続してダウ工業株30種平均は6日続伸した。これを受けて、本日の日経平均も上げて始まったが、小幅高で終えた。米国の政治的圧力により日本も先端半導体の対中国輸出規制を強めるとの報道があり、東京エレクトロンやアドバンテストなど半導体製造装置株が軟調になった。また、日銀の金融政策修正観測も根強く、円相場が一時129円台前半の円高方向へ動いたため、自動車関連株を中心に輸出感度が高い銘柄が売られた。

日経平均の日足チャートを見ると、1月25日以来ほぼ横ばいで推移している。上値抵抗線として意識される昨年4月21日の戻り高値@27,580円と12月8日押し目@27,415円辺りでピタッと抑えられている。

33業種中18業種が下げた。下落率トップ5は、鉄鋼(1位)、石油・石炭(2位)、鉱業(3位)、保険(4位)、証券(5位)となった。

優利加さんのブログ一覧